KD材とは?

KD材=人工乾燥材

 そもそも材木は、生えている木を切り出して加工しますが、切り出した時点の自然の木には水分がたっぷりと蓄えられています。その状態の材木を「生材」といいます。生木は時間と共に木の水分が出て、サイズが伸縮したり反りができたりなど変化が起こります。そのため、材木として加工に利用する前に乾燥する工程が必須となります。天然乾燥(気乾)させたものをAD材、人工乾燥させたものをKD材といいます。

KD材の良いところ
  • 寸法が安定しやすい
  • 強度が安定して発揮される
  • カビや腐朽が発生しにくい
  • 軽く加工しやすい
AD材の良いところ
  • 木への負担が少ない
  • 木本来の風合いが残りやすい
  • エネルギーを使わず乾燥できる

🪵KD材(人工乾燥材)のメリット

 KD材のメリットを一言でいうならば「加工のしやすさ」が挙げられるかと思います。前述したとおり、材木は乾燥するにつれて縮みます。あらかじめ機械で人工的に十分乾燥させたKD材は、施工後の反り・ねじれ・収縮が起こりにくくなります。また、木材は含水率が下がると強度が高くなる性質もあるため、建築基準に求められる強度の建材を安定的に供給することが強みです。
 そのため、現在建築用材木として流通している多くの商品が、品質の安定したKD材となっています。

🪵AD材(天然乾燥材・気乾材)のメリット

  一方で、天然乾燥材であるAD材にも多くのメリットがあります。なによりも乾燥させる工程にエネルギーを使用せず、木への負担も少ないことです。それにより、木本来の風合いや香りも残りやすいとされています。しかし天然乾燥は、木材を積む方法や保管環境、乾燥期間など多くの項目が品質に影響を与えます。良質なAD材を作るには、長年の経験や知識が求められます。そのため、大量生産には向かないのが難点です。

住宅現場で広く利用されるKD材

 現在の建築現場では、品質や寸法の安定性を重視して、KD材が広く使用されています。一方で、木本来の風合いや自然乾燥ならではの特徴を評価し、AD材を選ぶ工務店や職人もいます。用途や考えに応じ、それぞれの特徴を活かして使い分けられています。
 高津木材では、建築用木材を主に販売しているため、主に品質の安定したKD材をご用意しております。AD材をお求めの場合や、ご相談などもお気軽にお問い合わせください。