垂木とは

 木造住宅の屋根は、屋根瓦やスレートなどの屋根材だけでできているわけではありません。その下には、屋根を支えるためのさまざまな木材が使われています。その一つが垂木(たるき)です。垂木は屋根の傾斜に沿って取り付けられ、野地板や屋根材を支える役割を担っています。完成後には見えなくなることが多いものの、屋根を形づくるために欠かせない羽柄材です。今回は、垂木の役割や種類、使われる木材について分かりやすくご紹介します。

屋根の傾斜を形作る木材

 垂木とは、屋根の傾斜に沿って、棟から軒先方向へ取り付けられる木材です。一定の間隔で平行に並べられ、その上には屋根の下地となる野地板が張られます。垂木は、棟木・母屋・軒桁などの上に架け渡されます。これらの横架材によってつくられた屋根の骨組みに沿って垂木を並べることで、屋根の斜面が形づくられます。

 垂木は、主に棟木・母屋・軒桁と呼ばれる横架材の上に取り付けられます。これらの部材が屋根の大まかな高さや勾配をつくり、その上に垂木を並べることで、屋根の斜面が細かく形づくられます。

 垂木は、材木の分類や流通上、一般に羽柄材として扱われます。羽柄材とは、柱・梁・土台などの主要な構造材を補い、壁・床・天井・屋根などを形づくるために使われる、比較的細い部材の総称です。羽柄材ではありますが、垂木は胴縁などの羽柄材とは違い、下地材としてだけではなく、構造的に屋根を支える材としての役割があります。